月: 2020年9月

諸星大二郎著「暗黒神話 完全版」

諸星大二郎著「暗黒神話 完全版」

2020年9月15日
誰にでも、10代の頃に出会ってから数十年にわたって読み続けている作家の1人か2人はいるだろう。別に作家でなくても良い。アーチストでも歌手でも映画俳優でもアイドルでも、とにかく何か心に響くところがあって彼または彼女の作品が頭から離れなくなり、新作が登場すればそそくさと書店に…
マルコ・ベロッキオ監督「シチリアーノ 裏切りの美学」

マルコ・ベロッキオ監督「シチリアーノ 裏切りの美学」

2020年9月14日
マルコ・ベロッキオ監督「シチリアーノ 裏切りの美学」を観る。「ポケットの中の握り拳」でデビューしてアンファン・テリブルと呼ばれたベロッキオ監督も既に80歳を超えた。21世紀に入ってからは、「夜よ、こんにちは」、「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」、「甘き人生」など、イタ…
ヘンリー・キング監督「拳銃王」

ヘンリー・キング監督「拳銃王」

2020年9月13日
BSで録画していたヘンリー・キング監督の「拳銃王」を見る。全くの予備知識なしで見始めたのに思わず釣り込まれてしまう。1950年の作品。主演はグレゴリー・ペック。考えてみれば、1920年代から30年代のハリウッドで最も成功した映画監督の一人であるヘンリー・キング監督について…
武正晴監督「銃」

武正晴監督「銃」

2020年9月12日
週末にビデオでも観ようと思い、特に何も考えずに「銃」を借りてきた。見始めたら、いきなり村上虹郎が出てきて一瞬、ぎょっとする。昨日見た「ソワレ」にも村上虹郎が出ていて強烈な印象をはなっていたけど、その続きのように登場したからである。しかも、「ソワレ」は父殺しを巡る物語であり…
外山文治監督「ソワレ」

外山文治監督「ソワレ」

2020年9月11日
外山文治監督「ソワレ」を観る。村上虹郎と、オーディションで選ばれた芋生悠主演。外山文治は、「燦々ーさんさんー」が高く評価され、今回が第二作となる。「燦々」で、宝田明と吉行和子という二人の伝説的俳優を起用したところからも、映画に対するこだわりが感じられる。さらに、この映画は…
ダグラス・サーク監督「アパッチの怒り」

ダグラス・サーク監督「アパッチの怒り」

2020年9月9日
BSシネマでダグラス・サーク監督の「アパッチの怒り」が放映されたので早速、鑑賞。1954年の作品。出演はロック・ハドソン、バーバラ・ラッシュ。ダグラス・サーク監督は、この前後に、二人を使って「自由の旗風」や「心のともしび」なども制作している。きっとお気に入りだったのだろう…
ピーター・ウォード他著「生物はなぜ誕生したのか:生命の起源と進化の最新科学」

ピーター・ウォード他著「生物はなぜ誕生したのか:生命の起源と進化の最新科学」

2020年9月6日
「生物はなぜ誕生したのか:生命の起源と進化の最新科学」読了。僕は、骨の髄まで文系だけど、定期的に生物学や物理学、宇宙科学の本を読む。内容をきちんと理解しているとは到底言いがたいけれど、読んでいて面白いし飽きない。この宇宙はどのように誕生したのか、生物はどのように誕生したの…
ピーター・フォンダ監督「さすらいのカウボーイ」

ピーター・フォンダ監督「さすらいのカウボーイ」

2020年9月6日
BSで放映されたピーター・フォンダ監督・主演作品「さすらいのカウボーイ」を見る。1971年の作品。他にウォーレン・オーツ、ヴェルナ・ブルームなどが出演している。ピーター・フォンダは、「イージー・ライダー」や「だいじょうぶマイ・フレンド」など、俳優のイメージが強いが、監督作…
藤井仁子編「入門・現代ハリウッド映画講義」

藤井仁子編「入門・現代ハリウッド映画講義」

2020年9月6日
横浜への展覧会巡りの往復の車中で、藤井仁子編「入門・現代ハリウッド映画講義」を読む。きっかけは、「森崎東党宣言!」を読んだため。冒頭の論考を読んだら、久しぶりに映画を語ることの喜びがあふれる文章だったので、執筆者の藤井仁子の本をまとめて読もうという気になった。彼は、「甦る…
「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」@そごう美術館

「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」@そごう美術館

2020年9月5日
バンクシー展を観た後は、そごう美術館に移動して「ショーン・タンの世界展」へ。まったく予備知識なしにぶらっと入ったんだけど、その奇妙なクリーチャー達が繰りひろげるノスタルジアとファンタジーあふれる世界に魅了される。 ショーン・タンは、オーストラリア在住の画家兼、絵本作家であ…