スタンリー・ドーネン監督「パリの恋人」 2020年6月11日 映画 スタンリー・ドーネン監督「パリの恋人」を観る。主演は、オードリー・ヘプバーン、フレッド・アステア、ケイ・トンプソン他。1957年の作品。受賞は逃したものの、アカデミー賞、カンヌ国際映画祭にノミネートされたからそれなりに評価は高かった作品。 監督とオードリーは、「パリの恋人… 続きを読む
ナイト・シャマラン監督「シックス・センス」 2020年6月10日 映画 M・ナイト・シャマラン監督の「シックス・センス」を観る。1999年の作品。ブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメント他主演。アカデミー賞の作品賞、監督賞、脚本賞、助演男優賞、助演女優賞にノミネートされた。 公開からすでに20年が経っているから、ほとんどの人はあらす… 続きを読む
リドリー・スコット監督「ブレードランナー ディレクターズ・カット版」 2020年6月9日 映画 リドリー・スコットとトニー・スコットとどちらがシネアストとして偉いかと聞かれたら、無条件にトニー・スコットと断言するのが、シネフィルの意地である。と言いつつも、まだシネフィル駆け出しだった1980年前後には、僕もリドリー・スコットの「エイリアン」と「ブレードランナー」に熱… 続きを読む
ロン・ハワード監督「ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK-The Touring Years」 2020年6月8日 映画 ロン・ハワード監督は、不思議な監督だ。普通に商業映画を撮っているように見えて、しっかりと映画史を意識しつつ、何か不穏な要素を組み込んでしまう。 例えば、初期作品の「スプラッシュ」。もちろん、人魚の恋の物語なんだけど、よく考えるとこの物語は傑作「大アマゾンの半魚人」を裏返し… 続きを読む
古井由吉著「聖耳」 2020年6月4日 読書 古井由吉著「聖耳」を読む。2000年の作品。作者は、これを執筆した当時、右眼の網膜円孔の手術のため、入退院を繰り返していたとのこと。本作は、この時の経験をベースにした連作短編集。 といっても、いつものように、病院でうつ伏せになって寝ている状態(眼の手術後に、眼球の内部に注… 続きを読む
ロブ・ライナー監督「恋人たちの予感」 2020年6月3日 映画 いきなり強引な世代論で恐縮ですが、僕たちの世代の映画の女神は、もしかしたらメグ・ライアンかも知れない。「恋人たちの予感」(1989)、「めぐり逢えたら」(1993)、「フレンチ・キス」(1995)、「ユー・ガット・メール」(1998)、そして「ニューヨークの恋人」(200… 続きを読む
いとうせいこう著「ワールズ・エンド・ガーデン」「解体屋外伝」 2020年6月1日 読書 いとうせいこうという人はつくづく不思議な人だ。僕にとって、いとうせいこうは同時代の小説家である。「ノーライフキング」は発表時点で読んだし、市川準の映画も見た。1980年代末、コンピューター・ゲームが普及する時代にインターネットを先取りするようなまがまがしいビジョンを提示し… 続きを読む