黒澤清監督「スパイの妻」 2020年10月28日 映画 黒沢清監督「スパイの妻」を観る。NHKがBS8Kで制作したテレビドラマを劇場版として公開した作品。ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞で話題を呼んだ。 「ドレミファ娘の血は騒ぐ」以来の黒澤ファンであり、「勝手にしやがれ」、「復讐」シリーズから「CURE」、「カリスマ」、「回… 続きを読む
梨木香歩著「ぐるりのこと」 2020年10月28日 読書 梨木香歩さんの「ぐるりのこと」を読む。2004年の作品。梨木さんが「沼地のある森を抜けて」という本を準備していた頃に、旅先で、あるいは日々の暮らしの中で、「ぐるりのこと」を綴った作品。 その思考は、執筆中の「沼地のある森を抜けて」に関連した発酵の話から、社会を騒がせた事件… 続きを読む
ジャウム・コレット=セラ監督「ロスト・バケーション」 2020年10月28日 映画 ジャウム・コレット=セラ監督の「ロスト・バケーション」がBSシネマで放映された。なんでこんなB級映画を?と思って見はじめたら、シンプルなパニックものなのに、鮮やかな演出で最後まで魅せる。さすが、「蝋人形の館」のリメイクでデビューし、「エスター」、「アンノウン」、「フライト… 続きを読む
柘植勇人監督「ロスト・ベイビー・ロスト」 2020年10月27日 映画 私がツイッターでフォローしている数少ないフォロー記事で「ロスト・ベイビー・ロスト」がどうやらすごいらしいと言う記事が流れていたので、気になって見に行く。ツイッターの記事を総合すると、監督は京都造形芸術大学映画学科出身で、本作が初の一般公開作品であり、遺作だとのこと。完成を… 続きを読む
「センス・オブ・ワンダー」展@ヴァンジ彫刻庭園美術館 2020年10月26日 アート 新型コロナウィルス感染拡大で巣ごもりの日々が続く中、久しぶりに外の空気に触れたくなって日帰りでヴァンジ彫刻庭園美術館の「センス・オブ・ワンダー:もう一つの庭へ」展を見に出かける。「沈黙の春」で自然破壊に警鐘を鳴らした海洋生物学者レイチェル・カーソンの遺作「センス・オブ・ワ… 続きを読む
ヘンリー・キング監督「慕情」 2020年10月25日 映画 「拳銃王」が気に入ったのでヘンリー・キング監督の作品をもっと見たいと思っていたら、よいタイミングでBSシネマが「慕情」を放映してくれた。このあたりの細やかさがBSシネマのよいところ。何気なく、映画好きのためのプログラムを用意してくれる。「慕情」の公開は1955年。出演は、… 続きを読む
ミック・ジャクソン監督「ボディガード」 2020年10月24日 映画 BSシネマで放映されていた「ボディガード」を見はじめたら、冒頭のシーンがとても印象的だったのでつい最後まで見てしまう。1992年公開作品。監督はミック・ジャクソン。ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンの共演で話題を呼んだ作品。 物語は、元シークレット・サービスで今… 続きを読む
武正晴監督「百円の恋」 2020年10月22日 映画 「銃」が気に入ったので、武正晴監督の「百円の恋」を見る。2014年の作品。アカデミー外国語映画賞の日本代表に選ばれて話題となった。主演の安藤サクラは、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。また脚本の足立紳も最優秀脚本賞を受賞した。 物語は、32歳の引きこもり女、斎藤一子… 続きを読む
クリストファー・ノーラン監督「インターステラー」 2020年10月20日 映画 クリストファー・ノーラン監督の「Tenet」を見て気になったので、「インターステラー」を見直す。やはり、「インターステラー」と「Tenet」は対の関係にあることがわかる。インターステラーで語られる「What will happen will happen」というセリフは、… 続きを読む
鷲田清一著「素手のふるまい−芸術で社会をひらく」 2020年10月19日 読書 鷲田清一「素手のふるまい」を読む。東日本大震災後に、「アートと社会」をテーマに活動を続けるアーチストたちを取り上げて、アートのあり方を考えようという論考。取り上げられている作家は、小森はるか、瀬尾夏美、志賀理江子、川俣正など。 東日本大震災の被災地にそのまま住み着いて生活… 続きを読む