川上弘美著「森へ行きましょう」 2020年12月22日 読書 川上弘美さんの「森へ行きましょう」が文庫になったので早速購入。葉山〜横浜の美術館巡りの往復の車中で一気に読了。川上弘美という現代日本の最良のストーリー・テラーによる「女の一生」。現代日本に生きる普通の女性が直面する様々な人生の選択肢を見事に描き出す。でも、もちろん、そこは… 続きを読む
ジョン・ファヴロー「カウボーイ&エイリアン」 2020年12月19日 映画 BSシネマでジョン・ファヴロー監督の「カウボーイ&エイリアン」を見る。2011年の作品。ダニエル・クレイグ、ハリソン・フォード主演。製作にスピルバーグやロン・ハワードが入っている。 僕は、この作品を公開当時にアメリカで見ている。西部劇にSFの宇宙人侵略者を加えるという発想… 続きを読む
「根津美術館の国宝・重要文化財」展 2020年12月17日 アート 表参道に行く用があったので、久しぶりに根津美術館へ。財団設立80周年記念特別展として開催中の「根津美術館の国宝・重要文化財」展を見る。さすがは根津美術館。6つの部屋に展示されているすべての作品が国宝または重要文化財である。同美術館は、国宝7点、重要文化財88点を所蔵する貴… 続きを読む
ロバート・ゼメキス監督「魔女がいっぱい」 2020年12月13日 映画 ロバート・ゼメキス監督の新作「魔女がいっぱい」を見に行く。ロアルド・ダール原作童話の映画化作品。主演はアン・ハサウェイ。脚本にギレルモ・デル・トロが入っており、製作には、ギレルモ・デル・トロにアルフォンソ・キュアロンが参加している。これだけのメンバーが揃っていて面白くない… 続きを読む
大林宣彦監督「理由」 2020年12月11日 映画 大林宣彦監督の「理由」を見る。2004年の作品。もともとはWOWOWのドラマWで放映されたものが、アスミック・エースの配給で劇場公開された。原作は宮部みゆきの同名小説。ある殺人事件をめぐる107人の証言で構成された原作は映像化不可能と言われていたが、大林監督は律儀に小説の… 続きを読む
フレッド・ジンネマン監督「真昼の決闘」 2020年12月4日 映画 BSシネマ、フレッド・ジンネマン監督「真昼の決闘」を観る。主演は、ゲーリー・クーパー、グレース・ケリー。1952年、マッカーシーによる赤狩りが吹き荒れた時代に作られた映画で、時代背景が作品に色濃く反映されている。公開当時、映画人からは高く評価されたが、時代の雰囲気もあり、… 続きを読む
宮崎大祐監督「VIDEOPHOBIA」 2020年12月2日 映画 映画の日なので、せっかくだから映画でも見に行こうと思い立ち、宮崎大祐監督の「VIDEOPHOBIA」を観に行く。理由は「オリヴィエ・アサイヤスが絶賛した」という謳い文句に惹かれたから。とりあえず、オフィシャルサイトから彼のコメントを引用しておこう。 見事な作品だ。現実的で… 続きを読む