奥山大史監督「僕はイエス様が嫌い」 2020年1月19日 映画 再び、アップリンク渋谷の「見逃した映画特集2019」へ。おそらく、昨年、シネフィルの間で最も話題を読んだ作品の一つである奥山監督の「僕はイエス様が嫌い」を観にいく。何しろ、この作品、監督初の長編映画なのに、いきなりサン・セバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞。その… 続きを読む
杉田脇士監督「ひかりの歌」 2020年1月18日 映画 週末は再びアップリンク渋谷で「見逃した映画特集2019」。去年はとにかく映画を見る余裕がなかったので気になっていた映画をまとめ見するつもり。 この映画が気になったのは、心から敬愛する諏訪敦彦監督の以下のコメントを読んだからである。 この世界に登場する人たちは、映画が始まる… 続きを読む
ロン・ハワード監督「遥かなる大地へ」 2020年1月16日 映画 ニコール・キッドマンとトム・クルーズの共演、ロン・ハワード監督と言う豪華な組み合わせの西部劇。オクラホマ出身の監督が、西部開拓史上に残るオクラホマ・ランドランを描いた作品としても興味深い。 オクラホマ・ランドランとは、西部開拓時代、オクラホマ準州が、未開地の開拓と人口増を… 続きを読む
前田英樹著「小津安二郎の喜び」 2020年1月14日 映画 前田英樹の「小津安二郎の喜び」読了。彼が1996年に出した「映画=イマージュの秘蹟」を最近、ようやく読んでとても気に入ったので、2016年刊行の本書を購入。こちらも良い本だと思う。 前田英樹の出発点は、いうまでもなくドゥルーズの「シネマ」の枠組みにある。ドゥルーズによれば… 続きを読む
ジョセフ・L・マンキーウィッツ監督「大脱獄」 2020年1月13日 映画 カーク・ダグラスとヘンリー・フォンダ主演の西部劇。監督はベテランのジョセフ・L・マンキーウィッツ監督。軽いタッチのウェスタン・コメディ。安心して見ていられるけど、内容は深い。 お話はその名の通り、50万ドルを強盗し、独り占めしようとするパットマン(カーク・ダグラス)が脱出… 続きを読む
ドン・シーゲル監督「刑事マディガン」 2020年1月12日 映画 「刑事マディガン」は、ドン・シーゲル監督の1968年の作品。翌年、監督はクリント・イーストウッドを起用して「マンハッタン無宿」を撮影し、その後、「真昼の死闘」「白い肌の異常な夜」と矢継ぎ早にクリント・イーストウッドの主演作品を監督する。1971年の監督作品「ダーティーハリ… 続きを読む
チャン・リュル監督「慶州 ヒョンとユニ」 2020年1月11日 映画 チャン・リュル監督は、個人的に最も気になっている映画監督の一人である。まだ、「キムチを売る女」(2005年)と「春の夢」(2016年)の2本しか観ていないけれど、この監督の映像世界に完全にハマってしまった。とにかく、公開作品は逃さず観るつもり。と言いつつ、監督が2014年… 続きを読む
マイケル・カーチス監督「ミルドレッド・ピアース」 2020年1月9日 映画 雨が降りしきる波止場の埠頭に、豪華な毛皮のコートを纏った女が放心した姿で歩いていく。カメラは、彼女の姿を上から見下ろすように追いかけていく。埠頭の先で立ち止まる女。カメラはその姿を¥アップで映し出す。美しいが、暗く思い詰めた表情。彼女は冷たい冬の海を見下ろす。意を決したよ… 続きを読む
ローレンス・カスダン監督「ワイアット・アープ」 2020年1月8日 映画 去年、BSシネマで放映されたときに録画したまま放っておいたローレンス・カスダン監督の「ワイアット・アープ」を観る。 今となっては忘れられつつあるけど、ローレンス・カスダン監督が「白いドレスの女」でデビューしたときは衝撃だった。70年代のニューシネマとそれに続くスピルバーグ… 続きを読む
オリヴィエ・アサイヤス監督特集上映 2020年1月7日 映画 「冬時間のパリ」が気に入ったので、文化村のオリヴィエ・アサイヤス監督特集に通うことに。。。結構、盛況でほぼ満席状態でびっくりしました。まだまだ映画好きっているんですね。でも、心なし、客層が中高年男性に偏っているような気がするのが少し怖い。やはり女性って、忙しいから映画とか… 続きを読む