月: 2020年2月

「MOTコレクション第3期 いまーかつて 複数のパースペクティブ」@東京都現代美術館

「MOTコレクション第3期 いまーかつて 複数のパースペクティブ」@東京都現代美術館

2020年2月15日
ダムタイプ展を満喫したついでに、「コレクション展」を覗く。東京都現代美術館は、東京の国立近代美術館、大阪の国際美術館と並んで、体系的に日本の戦後美術を収集しているから、勉強になる。やはり、アート作品は、オリジナルを見ておかないと。。。 展示のテーマは、「コレクターの視点」…
「ダムタイプ アクション+リフレクション」@東京都現代美術館

「ダムタイプ アクション+リフレクション」@東京都現代美術館

2020年2月15日
終了間際のダムタイプ展に駆け込み。さすがにこれだけは外せない展覧会。じっくりと今までの作品をビデオで見直す。80年代から90年代の作品が中心だから、既に30年近く経っているのにいまだに新しい。古橋悌二という才能の偉大さを改めて実感する。もちろん、彼亡き後も、高谷史郎や池田…
ジョン・カーペンター監督「マウス・オブ・マッドネス」

ジョン・カーペンター監督「マウス・オブ・マッドネス」

2020年2月14日
少しBSシネマの作品が続いたので、気分を変えてiTunesの「マウス・オブ・マッドネス」を観る。ジョン・カーペンター監督作品。傑作の誉れが高い映画だとはかねがね聞いていたけど、こんなにすごいとは思わなかった。まさに悪夢のような傑作。 物語は、失踪した人気ホラー作家サター・…
齋藤武市監督「ギターを持った渡り鳥」

齋藤武市監督「ギターを持った渡り鳥」

2020年2月13日
BSで録画したまま放っておいた「ギターを持った渡り鳥」を観る。日活アクションシリーズは、もっぱら赤木圭一郎と宍戸錠ばかり追っていたので、実はこのシリーズを観るのは初めて。わざわざ映画館に行ってみるという感じでもないし、かと言ってビデオを借りることもないだろうから、BSさま…
諏訪敦彦監督「風の電話」

諏訪敦彦監督「風の電話」

2020年2月12日
諏訪敦彦監督の作品を観ることは、僕にとっていつも特権的な体験である。映画館の暗闇の中で、スクリーンの光と触れ合う。自分という存在が、スクリーンを見つめる瞳に還元され、映画と一体化する。僕の身体は希薄化し、武装解除され、輪郭が曖昧になり、そしてスクリーン上の登場人物の繊細な…
川上弘美著「パスタマシーンの幽霊」

川上弘美著「パスタマシーンの幽霊」

2020年2月9日
川上弘美さんが雑誌「クウネル」に連載していた掌編をまとめたもの。食べ物と、ちょっと変わった人やモノ(時には幽霊や異世界の住人)と、どうも男運の悪い女性たち(大体において、登場人物は失恋したり独り身だったりする)をめぐるとてもとてもささやかではかない物語の断片。 こういうの…
吉田秀和著「グレン・グールド」

吉田秀和著「グレン・グールド」

2020年2月8日
吉田秀和さんの本は全く古さを感じさせない。もちろん、扱っている作曲家や演奏家は昭和に活躍した人たちだから、情報自体は古い。でも、吉田さんの音楽への向き合い方がとても真摯だから、時代を超えて音楽の本質に迫る迫力を持っている。楽譜も読めない僕など、あまり良い読者とは思えないけ…
デビッド・リンチ監督「デューン・砂の惑星」

デビッド・リンチ監督「デューン・砂の惑星」

2020年2月8日
BSでデビッド・リンチ監督の「デューン・砂の惑星」を観る。1985年公開作品。これも公開時に映画館で見た。当時、デビッド・リンチは「イレイザーヘッド」と「エレファント・マン」でカルト的な人気を誇っていた。デューンもカルト色の濃い映画だな、というのがその頃の印象。主演のカイ…
「現代日本の美意識」展@国立国際美術館

「現代日本の美意識」展@国立国際美術館

2020年2月4日
カラヴァッジョ展を見終わった後に、少し時間があったので、いつものように国立国際美術館へ。「コレクション 現代日本の美意識展」を覗く。国立国際美術館のように、日本の近現代美術を組織的に収集し、このコレクションを定期的に見せてくれる展覧会は本当にありがたい。日本は豊かになり、…
「カラヴァッジョ展」@あべのハルカス美術館

「カラヴァッジョ展」@あべのハルカス美術館

2020年2月4日
大阪に立ち寄ったついでに、あべのハルカス美術館で「カラヴァッジョ展」を見る。東京で開催されたら長時間待たされた上に、めぼしい作品の前では「他の人のご迷惑にならないよう立ち止まらずにご覧ください」というお節介な案内に悩まされるのが定番だけど、さすがは大阪。展覧会場は、恐れて…