ミシェル・ウェルベック著「地図と領土」 2020年3月30日 読書 ミシェル・ウェルベック著「地図と領土」読了。とりあえず、文庫で出ているのは読み終えたので一息ついた感じ。 今回の主人公ジェドはアーチストである。工業製品を精密に撮影した写真シリーズから出発し、ついでミシェランの地図を独特との接写で撮影するシリーズでブレイクし、さらに様々な… 続きを読む
カバーズ「春うたアコースティック・ナイト!」はもしかしたら革命的な番組かもしれない 2020年3月30日 日記 僕はあまりテレビを観ない。いつもチェックするのは、BSシネマと日曜美術館、日本の話芸だけ。あとはニュースとオペラ・古典芸能・クラシック、それからネイチャー系の特集番組のみ。バラエティは一切見ないし、ドラマも見ない。そういう意味では、テレビの世界はほとんど僕の世界とはかけ離… 続きを読む
ガイ・ハミルトン監督「クリスタル殺人事件」 2020年3月29日 映画 ガイ・ハミルトン監督の「クリスタル殺人事件」を見る。1980年の作品。ガイ・ハミルトン監督は、60年代から70年代にかけて、ジェームズ・ボンド・シリーズの「ゴールドフィンガー」「ダイヤモンドは永遠に」「死ぬのは奴等だ」「黄金銃を持つ男」などの代表作を撮った監督。また、出演… 続きを読む
ウィリアム・ワイラー監督「おしゃれ泥棒」 2020年3月29日 映画 BSシネマの録画で観るものがなくなってきたので、とりあえず「おしゃれ泥棒」を観る。ブーメランの場面や美術館に警報が鳴り響いて警備員が右往左往する場面を記憶しているから、多分、テレビで見たんだろう。こうやってちゃんと観ると、それなりに面白い。 言うまでもないけど、この作品は… 続きを読む
ジョン・スタージェス監督「さらばバルデス」 2020年3月28日 映画 ジョン・スタージェス監督の「さらばバルデス」を観る。1973年の作品。主演は、チャールズ・ブロンソン。 映画は、一人の放浪する少年の視点を通じて描かれる。少年は行くあてもない放浪の旅の途上、野生馬の群れと共に暮らし、時折、群れから馬を捕らえては、飼い馴らして街に売ることで… 続きを読む
片渕須直監督「この世界の片隅に」 2020年3月25日 映画 今更ながらではあるが、「この世界の片隅に」を観る。片淵須直監督がクラウドファンディングで製作資金を集めた作品。徹底した原作追求と現地調査で、可能な限り当時の風景を再現したアニメーション。噂通りの傑作でした。 舞台は、第二次世界大戦下の呉。18歳で北條家に嫁いだすずの戦中の… 続きを読む
ヒッチコック監督「海外特派員」 2020年3月24日 映画 ヒッチコックの海外特派員を見る。1940年の作品。ヒッチコックは、1940年に渡米し、「レベッカ」を撮る。この作品は、渡米後の2作目。ヒッチコックらしさにあふれた傑作。 物語は、米国人の新聞記者ジョニー・ジョーンズが、特派員としてヨーロッパに派遣されるところから始まる。彼… 続きを読む
グザヴィエ・ドラン監督「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」 2020年3月22日 映画 グザヴィエ・ドランの新作「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」を観る。ドラン監督初の英語作品。今まで、カナダのフランス語圏の映画監督というマイナーなポジションにいたドラン監督が、メジャー進出を意図した野心作。 ドラン監督の作品の魅力は、ひとえにあのなんとも言えない居心地の悪さ… 続きを読む
スタンリー・ドーネン監督「シャレード」 2020年3月21日 映画 スタンリー・ドーネン監督「シャレード」を見る。オードリ・ヘップバーンとケーリー・グラント主演。ウォルター・マッソー、ジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディ共演。音楽はヘンリー・マンシーニ。ヘプバーンの衣装はジバンシーが提供。今から考えると、とても贅沢な作品。 またまた昔… 続きを読む
ジュリアン・デュヴィヴィエ監督「舞踏会の手帖」 2020年3月20日 映画 ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の「舞踏会の手帖」を見る。僕はフランスの古典映画は、ジャン・ルノワールとルネ・クレールを除くとほとんど見ていない。ジュリアン・デュヴィヴィエ監督も「パリの空の下セーヌは流れる」を見た記憶が微かにある程度(でも、内容は全く覚えていない)。だから… 続きを読む