日記

クローズアップ現代「黒沢清監督が語る」

クローズアップ現代「黒沢清監督が語る」

2020年9月24日
黒沢清監督が新作「スパイの妻」でベネチア映画祭監督賞を受賞した。メディアは、北野武監督以来の17年ぶりの快挙として取り上げている。「ドレミファ娘の血は騒ぐ」以来のファンとしては、もちろんこのニュースは喜ばしいかぎりだし、10月に公開されるこの作品をひとりでも多く映画館で見…
アートを巡る旅 in 青森(4)十和田市現代美術館

アートを巡る旅 in 青森(4)十和田市現代美術館

2020年8月24日
青森のアートを巡る旅の締めくくりは十和田市現代美術館。SANAAメンバーの1人である西沢立衛さんの建築だけでも見たいと思いながら、なかなか行く機会がなかったので、今回は、じっくりと時間を取って見学する。 この美術館は、十和田市の官庁街と呼ばれる通りに建てられている。その名…
アートを巡る旅 in 青森(3)国際芸術センター

アートを巡る旅 in 青森(3)国際芸術センター

2020年8月23日
2日目は、まず国際芸術センター青森へ。ここは、青森公立大学の付属施設で、アーチスト・イン・レジデンス事業で有名。宿泊棟と制作棟を備え、専門のギャラリー・スペースとオープン・シアター・スペースを持っている本格的な芸術センターである。周辺は深い緑に囲まれ、敷地内には散策路があ…
アートを巡る旅 in 青森(2)青森県立美術館

アートを巡る旅 in 青森(2)青森県立美術館

2020年8月23日
続いて、青森県立美術館へ。シャガールがアメリカ亡命時代に制作したバレー「アレコ」の背景画4枚が揃っている世界唯一の美術館(1枚は、フィラデルフィア美術館所蔵ですが、現在、青森にレンタル中。)。 以前のブログでも紹介したが、巨大な背景画はやはり圧倒的な迫力がある。シャガール…
アートを巡る旅 in 青森(1)弘前れんが倉庫美術館

アートを巡る旅 in 青森(1)弘前れんが倉庫美術館

2020年8月23日
久しぶりに旅に行きたいと思い立って青森へ。お目当ては、いろいろある。今年開館した弘前れんが倉庫美術館の開館記念展。ずっと気になっていたけれど、訪ねる機会がなかった国際芸術センター青森と十和田市現代美術館。もちろん、せっかく青森に行くんだったら青森県立美術館でシャガールの「…
ETV特集「記憶は愛である〜森崎東・忘却と闘う映画監督」

ETV特集「記憶は愛である〜森崎東・忘却と闘う映画監督」

2020年8月19日
ETV特集の再放送「記憶は愛である〜森崎東・忘却と闘う映画監督」を観る。森崎監督の追悼番組でもある。森崎監督の遺作となった「ペコロスの母に会いに行く」の撮影風景を追いながら、森崎監督の演出スタイルや歴史への思いなどをインタビューしたドキュメンタリー。 中心的なテーマは、タ…
梨木香歩著「家守綺譚」

梨木香歩著「家守綺譚」

2020年8月11日
梨木香歩「家守綺譚」を読む。梨木香歩さんの作品は、「うみうそ」を読んで、島の伝承世界と自然に沈潜し、そこから物語を立ち上げていく手法が印象に残っている。気になる作家のひとり。 「家守綺譚」は、文筆業で身を立てることを目指す綿貫征四郎が、亡き友人の家を預かって過ごす日々を綴…
古井由吉著「白暗淵」

古井由吉著「白暗淵」

2020年4月25日
古井由吉さんへの追悼文をこのブログに書いてから、あっという間に2ヶ月近くが経ってしまった。あの頃は、まだ新型コロナウィルスについての危機感が日本ではまだ広まっておらず、海の向こうの人ごとのような空気があった。そんな中で、僕はかなり自覚的に外出や会合を控え、できる限りオンラ…
大林宣彦監督の「最後の講義」

大林宣彦監督の「最後の講義」

2020年4月18日
大林宣彦監督が亡くなってから、追悼番組が続いている。14日は、BS日テレで「シネアスト4〜記録対談!大林宣彦監督が語る映画の神髄〜」を見る。安藤桃子が大林監督と対談し、ナレーションは常盤貴子。 僕の記憶の中の大林監督は80年代で止まっているので、あの巨体がこんなに小さくな…
カバーズ「春うたアコースティック・ナイト!」はもしかしたら革命的な番組かもしれない

カバーズ「春うたアコースティック・ナイト!」はもしかしたら革命的な番組かもしれない

2020年3月30日
僕はあまりテレビを観ない。いつもチェックするのは、BSシネマと日曜美術館、日本の話芸だけ。あとはニュースとオペラ・古典芸能・クラシック、それからネイチャー系の特集番組のみ。バラエティは一切見ないし、ドラマも見ない。そういう意味では、テレビの世界はほとんど僕の世界とはかけ離…