クローズアップ現代「黒沢清監督が語る」 2020年9月24日 日記 黒沢清監督が新作「スパイの妻」でベネチア映画祭監督賞を受賞した。メディアは、北野武監督以来の17年ぶりの快挙として取り上げている。「ドレミファ娘の血は騒ぐ」以来のファンとしては、もちろんこのニュースは喜ばしいかぎりだし、10月に公開されるこの作品をひとりでも多く映画館で見… 続きを読む
「エキソニモ UN-DEAD-LINK」展@東京都写真美術館 2020年9月20日 アート 東京都写真美術館で「エキソニモ アン・デッド・リンク」展を見る。インターネット創世期からインターネット・アートを展開してきた二人組ユニットの24年間の活動を回顧する展覧会。Mosaicブラウザ時代からインターネットを利用してきた者には、外せない展覧会。 今でこそ、インター… 続きを読む
ペドロ・コスタ監督「ヴィタリナ」 2020年9月19日 映画 リスボンのスラムでひとりの男が死ぬ。暗闇の中、葬列の一行が黙々と歩んでいく。セリフは全くなく、スラムの狭い街角をただ男達が歩んでいくだけだ。やがて男達は葬儀を終えて自室に戻る。二人の男が、死んでしまった男の部屋にたむろしている。彼らは部屋に残った私物を漁りながら呟く。「あ… 続きを読む
ダグラス・サーク監督「愛する時と死する時」 2020年9月18日 映画 BSで見たダグラス・サーク監督の「アパッチの怒り」で改めて彼の作品の魅力を再認識し、他の作品も見たいなと思っていたら、なんとツタヤが「愛する時と死する時」をレンタルしているではないですか。ということで早速見ることにしました。 これはダグラス・サーク監督の1958年の作品。… 続きを読む
イ・チャンドン監督「バーニング」 2020年9月16日 映画 イ・チャンドン監督の「バーニング」を見る。2018年の作品。原作は村上春樹の「納屋を焼く」。カンヌのパルム・ドールにノミネートされたほか、アカデミー賞外国映画賞にも出品されるなど、各国で高い評価を得た。アジア映画賞最優秀監督賞、ロサンゼルス映画批評家協会最優秀外国語映画賞… 続きを読む
諸星大二郎著「暗黒神話 完全版」 2020年9月15日 読書 誰にでも、10代の頃に出会ってから数十年にわたって読み続けている作家の1人か2人はいるだろう。別に作家でなくても良い。アーチストでも歌手でも映画俳優でもアイドルでも、とにかく何か心に響くところがあって彼または彼女の作品が頭から離れなくなり、新作が登場すればそそくさと書店に… 続きを読む
マルコ・ベロッキオ監督「シチリアーノ 裏切りの美学」 2020年9月14日 映画 マルコ・ベロッキオ監督「シチリアーノ 裏切りの美学」を観る。「ポケットの中の握り拳」でデビューしてアンファン・テリブルと呼ばれたベロッキオ監督も既に80歳を超えた。21世紀に入ってからは、「夜よ、こんにちは」、「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」、「甘き人生」など、イタ… 続きを読む
ヘンリー・キング監督「拳銃王」 2020年9月13日 映画 BSで録画していたヘンリー・キング監督の「拳銃王」を見る。全くの予備知識なしで見始めたのに思わず釣り込まれてしまう。1950年の作品。主演はグレゴリー・ペック。考えてみれば、1920年代から30年代のハリウッドで最も成功した映画監督の一人であるヘンリー・キング監督について… 続きを読む
武正晴監督「銃」 2020年9月12日 映画 週末にビデオでも観ようと思い、特に何も考えずに「銃」を借りてきた。見始めたら、いきなり村上虹郎が出てきて一瞬、ぎょっとする。昨日見た「ソワレ」にも村上虹郎が出ていて強烈な印象をはなっていたけど、その続きのように登場したからである。しかも、「ソワレ」は父殺しを巡る物語であり… 続きを読む
外山文治監督「ソワレ」 2020年9月11日 映画 外山文治監督「ソワレ」を観る。村上虹郎と、オーディションで選ばれた芋生悠主演。外山文治は、「燦々ーさんさんー」が高く評価され、今回が第二作となる。「燦々」で、宝田明と吉行和子という二人の伝説的俳優を起用したところからも、映画に対するこだわりが感じられる。さらに、この映画は… 続きを読む