いとうせいこう著「ワールズ・エンド・ガーデン」「解体屋外伝」 2020年6月1日 読書 いとうせいこうという人はつくづく不思議な人だ。僕にとって、いとうせいこうは同時代の小説家である。「ノーライフキング」は発表時点で読んだし、市川準の映画も見た。1980年代末、コンピューター・ゲームが普及する時代にインターネットを先取りするようなまがまがしいビジョンを提示し… 続きを読む
ジョン・フランケンハイマー監督「フレンチ・コネクション2」 2020年5月31日 映画 ジョン・フランケンハイマー監督「フレンチ・コネクション2」をみる。言うまでもなく、「フレンチ・コネクション」の続編。1975年の作品。ポパイ警部(=ジーン・ハックマン)、麻薬王シャルニエ(=フェルナンド・レイ)の配役は変わらない。 1作目で取り逃がしたシャルニエを追って、… 続きを読む
ウィリアム・フリードキン監督「フレンチ・コネクション」 2020年5月29日 映画 ウィリアム・フリードキン監督「フレンチ・コネクション」を見る。1971年の作品。ジーン・ハックマンの「ポパイ」刑事役が話題を呼んだ。 ニューヨーク市警薬物対策課のポパイは、犯人を捕らえるためにどんな手段もいとわない強引な捜査手法で有名な刑事。ある夜、ナイトクラブで有力マフ… 続きを読む
リチャード・ブルックス監督「弾丸を噛め」 2020年5月28日 映画 リチャード・ブルックス監督「弾丸を噛め」を見る。これでこの映画を見るのは何度目だろう。最初は、ただキャンディス・バーゲンの美しさに見とれている間に映画が終わってしまった。彼女が荒野で悪漢に襲われる場面で、ジーン・ハックマンたちの援護を得て銃を取り戻し、相手を撃ち殺す場面。… 続きを読む
市川崑監督「どら平太」 2020年5月25日 映画 市川崑監督「どら平太」を見る。2000年公開作品。出演は役所広司、浅野ゆう子、宇崎竜童、片岡鶴太郎、菅原文太、石橋蓮司、江戸屋猫八、岸田今日子、うじきつよし・・・と壮壮たるメンバー。 この作品、もともとは1969年に「四騎の会」(市川崑、黒澤明、木下恵介、小林正樹)が山本… 続きを読む
ロナルド・ニーム監督「オデッサ・ファイル」 2020年5月23日 映画 ロナルド・ニーム監督「オデッサ・ファイル」を見る。1974年の作品。主演は、ジョン・ヴォイト。原作はフレデリック・フォーサイス。音楽に、ミュージカルの巨匠アンドルー・ロイド・ウェーバーが入っていることに気づいた。これは発見。この映画、多分、僕は日曜洋画劇場あたりで見ている… 続きを読む
マーティン・スコセッシ監督「レイジング・ブル」 2020年5月22日 映画 マーティン・スコセッシ監督「レイジング・ブル」を見る。以前のブログでスコセッシ監督の「ハスラー2」がつまらないと書いたので、もしかして傑作の誉れ高い「レイジング・ブル」を見たら少しは見直せるかと期待する。 「レイジング・ブル」は1980年公開作品。ロバート・デ・ニーロ主演… 続きを読む
チャン・イーモウ監督「初恋のきた道」 2020年5月20日 映画 チャン・イーモウ監督「初恋のきた道」を見る。1999年の作品。主演は、これがデビュー作となるチャン・ツィイー。ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作品。この作品を契機に、チャン・イーモウ監督は、今までコンビを組んできた女優コン・リーに代わる新たな主演女優を発掘した。この後、彼はチ… 続きを読む
フレッド・ジンネマン監督「ジャッカルの日」 2020年5月19日 映画 BSシネマを録画してそのままにしていたフレッド・ジンネマン監督の「ジャッカルの日」を見る。テレビ放映で何度も見ているし、ストーリーもよく知っている話。石井ひさいちさんが四コマ漫画で取り上げるぐらい有名な作品だけど、やっぱり久しぶりに見返すと面白い。1973年のユニバーサル… 続きを読む
トニー・リチャードソン監督「ボーダー」 2020年5月17日 映画 トニー・リチャードソン監督の「ボーダー」を見る。ジャック・ニコルソン主演。アメリカとメキシコの国境警備隊に職を得たジャック・ニコルソンが、警備隊の腐敗の中で、インディオの娘と心を通わせ、正義を貫こうという物語。 トニー・リチャードソン監督の作品は初めてだけど、「蜜の味」「… 続きを読む