映画

ディアナ・イーナン監督「鵞鳥湖の夜」

ディアナ・イーナン監督「鵞鳥湖の夜」

2020年9月27日
ディアナ・イーナン監督の「鵞鳥湖の夜」を見る。前作「薄氷の殺人」(ベルリン国際映画祭金熊賞・銀熊賞のダブル受賞)で、中国北部、雪に閉ざされた地方都市での連続殺人事件を巡る男と女の孤独な世界を描いて全世界から注目を浴びたディアナ・イーナン監督が、今度は雨が降りしきる中国南部…
ジョン・G・アヴィルドセン監督「ベスト・キッド」

ジョン・G・アヴィルドセン監督「ベスト・キッド」

2020年9月25日
BSで「ベスト・キッド」を放映していたのでつい見てしまう。1984年の作品。監督は、「ロッキー」一作目と最後の作品を監督したジョン・G・アヴィルドセン。出演はラルフ・マッチオ、ノリユキ・パット・モリタなど。「ロッキー」同様、この作品もヒットしてシリーズ化され、アヴィルドセ…
クローズアップ現代「黒沢清監督が語る」

クローズアップ現代「黒沢清監督が語る」

2020年9月24日
黒沢清監督が新作「スパイの妻」でベネチア映画祭監督賞を受賞した。メディアは、北野武監督以来の17年ぶりの快挙として取り上げている。「ドレミファ娘の血は騒ぐ」以来のファンとしては、もちろんこのニュースは喜ばしいかぎりだし、10月に公開されるこの作品をひとりでも多く映画館で見…
ペドロ・コスタ監督「ヴィタリナ」

ペドロ・コスタ監督「ヴィタリナ」

2020年9月19日
リスボンのスラムでひとりの男が死ぬ。暗闇の中、葬列の一行が黙々と歩んでいく。セリフは全くなく、スラムの狭い街角をただ男達が歩んでいくだけだ。やがて男達は葬儀を終えて自室に戻る。二人の男が、死んでしまった男の部屋にたむろしている。彼らは部屋に残った私物を漁りながら呟く。「あ…
ダグラス・サーク監督「愛する時と死する時」

ダグラス・サーク監督「愛する時と死する時」

2020年9月18日
BSで見たダグラス・サーク監督の「アパッチの怒り」で改めて彼の作品の魅力を再認識し、他の作品も見たいなと思っていたら、なんとツタヤが「愛する時と死する時」をレンタルしているではないですか。ということで早速見ることにしました。 これはダグラス・サーク監督の1958年の作品。…
イ・チャンドン監督「バーニング」

イ・チャンドン監督「バーニング」

2020年9月16日
イ・チャンドン監督の「バーニング」を見る。2018年の作品。原作は村上春樹の「納屋を焼く」。カンヌのパルム・ドールにノミネートされたほか、アカデミー賞外国映画賞にも出品されるなど、各国で高い評価を得た。アジア映画賞最優秀監督賞、ロサンゼルス映画批評家協会最優秀外国語映画賞…
マルコ・ベロッキオ監督「シチリアーノ 裏切りの美学」

マルコ・ベロッキオ監督「シチリアーノ 裏切りの美学」

2020年9月14日
マルコ・ベロッキオ監督「シチリアーノ 裏切りの美学」を観る。「ポケットの中の握り拳」でデビューしてアンファン・テリブルと呼ばれたベロッキオ監督も既に80歳を超えた。21世紀に入ってからは、「夜よ、こんにちは」、「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」、「甘き人生」など、イタ…
ヘンリー・キング監督「拳銃王」

ヘンリー・キング監督「拳銃王」

2020年9月13日
BSで録画していたヘンリー・キング監督の「拳銃王」を見る。全くの予備知識なしで見始めたのに思わず釣り込まれてしまう。1950年の作品。主演はグレゴリー・ペック。考えてみれば、1920年代から30年代のハリウッドで最も成功した映画監督の一人であるヘンリー・キング監督について…
武正晴監督「銃」

武正晴監督「銃」

2020年9月12日
週末にビデオでも観ようと思い、特に何も考えずに「銃」を借りてきた。見始めたら、いきなり村上虹郎が出てきて一瞬、ぎょっとする。昨日見た「ソワレ」にも村上虹郎が出ていて強烈な印象をはなっていたけど、その続きのように登場したからである。しかも、「ソワレ」は父殺しを巡る物語であり…
外山文治監督「ソワレ」

外山文治監督「ソワレ」

2020年9月11日
外山文治監督「ソワレ」を観る。村上虹郎と、オーディションで選ばれた芋生悠主演。外山文治は、「燦々ーさんさんー」が高く評価され、今回が第二作となる。「燦々」で、宝田明と吉行和子という二人の伝説的俳優を起用したところからも、映画に対するこだわりが感じられる。さらに、この映画は…