ジョン・ヒューストン監督「勝利への脱出」 2020年4月28日 映画 ジョン・ヒューストン監督の「勝利への脱出」を見る。1981年の作品。出演は、シルベスタ・スタローン、マイケル・ケイン、マックス・フォン・シドー、ペレなど。「ロッキー」シリーズでメジャー入りを果たしたスタローンが、「ランボー」シリーズに入る前に出演した作品。この年、スタロー… 続きを読む
ジョン・フォード監督「三人の名付け親」 2020年4月26日 映画 心に屈託が残っているなと感じたので、気分転換にジョン・フォード監督の「三人の名付け親」を見ることにする。1948年の作品。ジョン・ウェイン主演。ジョン・フォード監督が独立プロダクションで映画を撮り始めてから2年目、3作目となる。同じ年に「アパッチ砦」を撮り、翌年に「黄色い… 続きを読む
古井由吉著「白暗淵」 2020年4月25日 日記 古井由吉さんへの追悼文をこのブログに書いてから、あっという間に2ヶ月近くが経ってしまった。あの頃は、まだ新型コロナウィルスについての危機感が日本ではまだ広まっておらず、海の向こうの人ごとのような空気があった。そんな中で、僕はかなり自覚的に外出や会合を控え、できる限りオンラ… 続きを読む
マーティン・スコセッシ監督「ハスラー2」 2020年4月24日 映画 BSシネマ、マーティン・スコセッシ監督「ハスラー2」。主演はポール・ニューマンとトム・クルーズ。この映画でポール・ニューマンはアカデミー主演男優賞を受賞。トム・クルーズは、「トップガン」でスターダムに登り始めた矢先の作品で、若さと才能あふれるアウトサイダーを気持ちよく演じ… 続きを読む
チャールズ・チャップリン監督「モダン・タイムズ」 2020年4月22日 映画 Modern Times (1936) Directed by Charles Chaplin Shown: Charles Chaplin (as A factory worker) 新型コロナウィルスの感染拡大で緊急事態制限が出されてから約2週間。外出自粛で家に籠もっ… 続きを読む
大林宣彦監督の「最後の講義」 2020年4月18日 日記 大林宣彦監督が亡くなってから、追悼番組が続いている。14日は、BS日テレで「シネアスト4〜記録対談!大林宣彦監督が語る映画の神髄〜」を見る。安藤桃子が大林監督と対談し、ナレーションは常盤貴子。 僕の記憶の中の大林監督は80年代で止まっているので、あの巨体がこんなに小さくな… 続きを読む
アリーチェ・ロルヴァケル監督「幸福なラザロ」 2020年4月15日 映画 「幸福なラザロ」をレンタル・ビデオで借りてきて鑑賞。2018年のカンヌで脚本賞を受賞。マーティン・スコセッシが激賞したという話題作。 物語の舞台は、20世紀後半のイタリアの小さな村。侯爵夫人の小作人として貧しい生活を送る村人達を巡って展開する。実は、小作制度はとっくの昔に… 続きを読む
ドン・シーゲル監督「ラスト・シューティスト」 2020年4月13日 映画 ドン・シーゲル監督「ラスト・シューティスト」を見る。1976年の作品。ジョン・ウェイン、ジェームズ・スチュアート、ローレン・バコール、ロン・ハワードが出演している。ベテラン監督が、老優たちと共に失われていく時代を振り返るという、70年代の一典型の映画。とはいえ、そこはドン… 続きを読む
大林宣彦監督「花筐/HANAGATAMI」 2020年4月11日 映画 大林宣彦さんが亡くなった。多分、様々な世代の映画小僧たちが、それぞれにリスペクトし、背中を追いかけてきた映像作家のヒーロー。ご冥福をお祈りします。 僕の初めての大林体験は、「Emotion=伝説の午後・いつか見たドラキュラ」。1966年の作品だけど、僕が見たのは大学に入っ… 続きを読む
月川翔監督「君は月夜に光り輝く」 2020年4月9日 映画 月川翔監督は、今、僕にとって最も気になる映画監督の一人である。こんなことを言うと、もしかしたら思いっきり引かれるかもしれない。確かに、「黒崎くんの言いなりになんてならない」「君の膵臓を食べたい」「となりの怪物くん」「センセイ君主」と彼のフィルモグラフィを並べていくと、ほと… 続きを読む