フィルダー・クック監督「テキサスの5人の仲間」

BSシネマ「テキサスの5人の仲間」を観る。うーん、と思わず唸る。監督のフィルダー・クックの情報は日本語ではほとんど入手できず。1965年の作品、主演はヘンリー・フォンダ。日本では多分公開されていないと思う。何の情報もなく見始めたら最後まで見てしまい、最後は唸ってしまった。こんな映画に言及せずに語られる映画史や映画評論って一体なんだろう。多分、僕たち映画好きは、根本的なところから発想を転換する必要があるんじゃないだろうか。そんな殊勝な気持ちにさせられる快作。

ネタバレになるので何も言えないけど、こんなすごい作品がまだまだあるということをまずは厳粛に受け止めたい。これをアマゾンやiTunesで見ることができるだけでなく、BSシネマでさえ見ることができるなんて、いい時代になったもんだ。こういう映画を浴びるように見ながら育った世代のシネフィルたちはどんな思考を展開し、どんな映像作品を展開するんだろう。。。楽しみでもあり、怖くもある。

とりあえず、BSシネマの「詳細」だけ引用しておきます。ぜったいに見て損はしない映画です。

テキサスの大金持ち5人による、年に一度のポーカー・ゲーム大会に、旅の途中の男がゲームに飛び入り参加した。男は農場を買うためにためた金を賭けるが、あっという間に全額すってしまったうえ、心臓発作を起こして倒れてしまう。そこで彼の妻が代わって勝負に挑むが…。ヘンリー・フォンダはじめ、クセのある俳優たちが共演、ゲームをめぐる駆け引きとだましあい、思わぬ仕掛けが満載のコメディータッチの西部劇。

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