ルネ・ラルー監督「ファンタスティック・プラネット」 2021年4月30日 映画 BSシネマでルネ・ラルー監督の「ファンタスティック・プラネット」が放映された。1973年のフランス・アニメ映画。同年のカンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞し、世界中のアニメ作家に影響を与えた傑作である。日本でも、宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」の造型や、諸星大二郎さんの作画な… 続きを読む
大森荘蔵+坂本龍一「音を観る、時を聴く:哲学講義」 2021年4月29日 読書 大森荘蔵さんと坂本龍一さんの対談をまとめた本。1982年に出版された書物の文庫化。なんというか、あの時代の空気感が甦るような懐かしさを感じる内容だった。 もちろん、日本の哲学者を代表する一人である大森荘蔵さんが、知覚や世界や時間や自己について語り、坂本龍一さんが良き聴き手… 続きを読む
アンドリュー・V・マクラグレン監督「シェナンドー河」 2021年4月21日 映画 BSシネマで録画したままになっていたアンドリュー・V・マクラグレン監督「シェナンドー河」を観る。1965年の作品。出演は、ジェームズ・スチュワート、ダグ・マクルーア、パトリック・ウェイン、ローズマリー・フォーサイス、キャサリン・ロス他。キャサリン・ロスは、この作品が25歳… 続きを読む
フリッツ・ラング監督「西部魂」 2021年4月20日 映画 BSシネマで放映されたフリッツ・ラング監督「西部魂」を観る。1941年の作品。出演は、ロバート・ヤング、ランドルフ・スコット、ディーン・ジャガー、ヴァージニア・ギルモア他。ランドルフ・スコットが、この映画でも善と悪の間で揺れ動く複雑な役柄で魅せる。 フリッツ・ラング監督と… 続きを読む
「さまよえる絵画」展@板橋区立美術館 2021年4月19日 未分類 板橋区立美術館で開催されている「さまよえる絵筆ー東京・京都 戦時下の前衛画家たち」展を観る。 1930年代後半の日本。戦時下の前衛画家に対する弾圧が強まる中、東洋・西洋の伝統立ち返って、西洋古典絵画に回帰したり、あるいは埴輪や仏像などの日本の古典に回帰したりした前衛画家た… 続きを読む
澁澤龍彦著「西欧芸術論集成」 2021年4月18日 アート 気に入った展覧会についてポツポツと言葉を連ねていてもなかなか文章がまとまっていかない。美術史の専門家でもなければ、絵心もない僕のような人間にとって、絵について何かを語るというのは結構荷が重い。特に、絵画の中に神秘を探ろうとするアプローチでは、なかなか自分の思うように語るこ… 続きを読む
ステファン・バチュ監督「バーニング・ゴースト」 2021年4月18日 映画 パリ。一人の青年が夜の公園で目覚める。過去の記憶はなく、自分が誰で何処にいるのかも分からない。周りの人間に救いを求めるが、どうやら彼らには青年のことが見えないようだ。途方に暮れる青年。そこに一人の男が声をかける。男には青年が見えるらしい。男は、青年に助けてやろうと告げ、と… 続きを読む
デルマー・デイヴィス監督「縛り首の木」 2021年4月18日 映画 BSシネマでデルマー・デイヴィス監督の「縛り首の木」が放映されたので早速鑑賞。1959年公開の西部劇。出演はゲイリー・クーパー、マリア・シェル、カール・マルデン、ジョージ・C・スコット他。デルマー・デイヴィス監督の作品は、「襲われた幌馬車」、「決断の3時10分」と観てきて… 続きを読む
ジャン=フランソワ・ステヴナン監督「防寒帽」 2021年4月17日 映画 ジョルジュは、友人たちとパリから休暇地に向かう途中、車が故障してしまう。車を修理工場に預けてタクシーで向かおうという友人達の誘いを頑として断るジョルジュ。友人たちはあきれて彼をおいて立ち去り、ジョルジュは夜の高速道路のサービス・エリアにひとり取り残される。途方に暮れるジョ… 続きを読む
「あやしい絵」展@東京国立近代美術館 2021年4月17日 アート 東京国立近代美術館で「あやしい絵」展を観る。この展覧会は結構人気が高く、実は先週の土曜日に観ようと思ったら長蛇の列ができていて2時間待ちと言われ断念した。その後、新型コロナウィルスの蔓延防止措置が出されたこともあり、美術館はオンライン予約システムを導入した。お陰で、今回は… 続きを読む