映画

大林宣彦著「キネマの玉手箱」

大林宣彦著「キネマの玉手箱」

2020年7月17日
例によって本屋をぶらついていたら、大林宣彦の「いつか見た映画館」が本棚に並んでいた。価格18,000円。A5版1368頁。かなり心が動いたけど、最後に理性が働いてとりあえず再考することにした。いくら何でも、これは高すぎるよね。 その代わりに、ユニコ舎の「キネマの玉手箱」を…
森崎東監督「時代屋の女房」

森崎東監督「時代屋の女房」

2020年7月16日
森崎東監督が亡くなった。たぶん、僕よりひとつ上の世代の映画好きにとって、森崎監督とは、何よりも「喜劇 女は度胸」シリーズの喜劇監督だろう。さらに、「男はつらいよ」シリーズの脚本を担当し、自らもシリーズ3作目の「男はつらいよ フーテンの寅」でメガホンを取った監督でもある。僕…
西河克己監督「潮騒」

西河克己監督「潮騒」

2020年7月13日
西河克己監督「潮騒」を見る。1975年作品。主演は、山口百恵と三浦友和。1970年代には、この組み合わせで「伊豆の踊子」、「潮騒」、「絶唱」、「春琴抄」、「霧の旗」を撮っている。ある意味で、70年代の日本映画界を代表する組み合わせである。 西河克己監督は、1952年の「伊…
フィリップ・カウフマン監督「ミネソタ大強盗団」

フィリップ・カウフマン監督「ミネソタ大強盗団」

2020年7月12日
フィリップ・カウフマン監督「ミネソタ大強盗団」を観る。1972年作品。「義賊」ジェシー・ジェイムズ(=ロバート・デュヴァル)と、コール・ヤング(=クリフ・ロバートソン)が率いるジェイムズ=ヤンガー・ギャング強盗団が、ミネソタのファースト・ナショナル・バンクを銀行強盗する顛…
相米慎二監督「翔んだカップル オリジナル版」

相米慎二監督「翔んだカップル オリジナル版」

2020年7月11日
相米慎二監督「翔んだカップル」を見る。1980年の作品。出演は鶴見辰吾、薬師丸ひろ子、石原真理子。脇を円広志、尾美としのり、真田広之、原田美枝子などが固めている。脚本は丸山昇一。相米慎二の初監督作品であり、石原真理子のデビュー作品であり、「野生の証明」でデビュー済みだった…
バッド・ベティカー監督「七人の無頼漢」

バッド・ベティカー監督「七人の無頼漢」

2020年7月9日
バッド・ベティカー監督の「七人の無頼漢」を見る。あの上映時間77分の西部劇である。これだけ読んで、「あのバッド・ベティカー監督か!」と反応してくれる人はシネフィル度が高いと言えるだろう。そう、蓮実重彦が「映画 誘惑のエクリチュール」で「七の奇蹟」という一章を割いて論じた、…
BS1スペシャル「映画で未来を変えようよ〜大林宣彦から4人の監督へのメッセージ〜」

BS1スペシャル「映画で未来を変えようよ〜大林宣彦から4人の監督へのメッセージ〜」

2020年7月7日
NHK『BS1スペシャル▽映画で未来を変えようよ〜大林宣彦から4人の監督へのメッセージ』(c)NHK BS1スペシャル「映画で未来を変えようよ〜大林宣彦から4人の監督へのメッセージ〜」を見る。大林監督が死の直前、夢の中でうわごとのように語りかけた4人の監督へのメッセージに…
ビー・ガン監督「凱里ブルース」

ビー・ガン監督「凱里ブルース」

2020年7月2日
ビー・ガン監督「凱里ブルース」を観る。「ロングデイズ・ジャーニー この世の涯てへ」が衝撃だったビー・ガン監督の初長編作品。2016年製作。ロカルノ国際映画祭新進監督賞&特別賞、ナント三大陸映画祭黄金の熱気球賞他を受賞。世界中の映画監督から絶賛を浴びた。ポン・ジュノ監督の次…
クリント・イーストウッド監督「ペイルライダー」

クリント・イーストウッド監督「ペイルライダー」

2020年7月1日
仕事でおおぼけをやってしまい、少し心身をシャキッとし直したいなと感じたので、クリント・イーストウッド監督の「ペイルライダー」を見る。仕事とイーストウッドにどんな関係があるのかと突っ込まれそうだけど、まあ、世の中にはいろんな人がいると言うことで勘弁してもらおう。イーストウッ…
庵野秀明総監督「エヴァンゲリオン新劇場版 序・破・Q」

庵野秀明総監督「エヴァンゲリオン新劇場版 序・破・Q」

2020年6月30日
テレビでエヴァンゲリオンの再放送が始まったと思ったら、今度はBSでエヴァンゲリオン新劇場版の連続上映。さらにファン投票となんだか盛り上がっている。なぜだろうと思っていたら、何のことはない、新作がもうすぐ公開されるのでキャンペーンが展開されていると言うことだ。それにしても、…