濱口竜介監督「ハッピーアワー」

濱口竜介監督「ハッピーアワー」

2021年8月12日
濱口竜介監督の新作「ドライブ・マイ・カー」の公開前に、「ハッピーアワー」を観ておこうと早稲田松竹に駆け込む。お盆とは言え、平日の朝10時から午後4時10分までの長丁場。9時40分頃に到着したのに既に座席の大半は埋まっていた。関心の高さを感じる。 この作品は、2015年の作…
ティム・バートン監督「バットマン」

ティム・バートン監督「バットマン」

2021年7月10日
BSシネマで放映されたティム・バートン監督の「バットマン」を観る。1989年の作品。出演は、ジャック・ニコルソン、マイケル・キートン、キム・ベイシンガー他。音楽にプリンスが入っている。 この映画は、公開当時、大ヒットした。考えてみれば、ティム・バートンはこれでブレイクした…
マルティン・ハイデッガー著「ヒューマニズムについて」

マルティン・ハイデッガー著「ヒューマニズムについて」

2021年7月7日
ちょっと哲学的になりたくて、買ったままにしておいたハイデッガーの「ヒューマニズムについて」を読む。渡邊二郎訳。難解でものものしい漢字熟語ではなく、フランス語はそのままカタカナ表記して訳をつけたり、主要なタームはすべてひらがなで直訳している。これが漢字熟語より分かりやすい。…
サム・ペキンパー監督「ワイルドバンチ」

サム・ペキンパー監督「ワイルドバンチ」

2021年7月6日
サム・ペキンパー監督の映画には、常に何か崩壊と滅びの感覚がある。何かに決定的に遅れてしまったという喪失感と悔恨。にもかかわらず、その何かに対する底知れない愛情と憧憬、そして何よりも自分であればもっと美しく完璧に撮れたはずなのにという悔しさ。彼の作品を観ていると、画面に描か…
靉光「眼のある風景」、手塚治虫「ジャングル大帝」他

靉光「眼のある風景」、手塚治虫「ジャングル大帝」他

2021年7月4日
3週間近くブログを書かない日が続いた。理由は幾つかある。 この間、結構、仕事が立て込んでいた上に、翻訳の監修とか細かい資料づくりなどがあって、結構、消耗していたこと。さすがに、書き物の仕事が終わった後に、さらに書き物を続けるのは辛い。 もう一つの理由は、Spotifyには…
デイヴィッド・バトラー監督「カラミティ・ジェーン」

デイヴィッド・バトラー監督「カラミティ・ジェーン」

2021年6月12日
BSシネマで放映されたデイヴィッド・バトラー監督の「カラミティ・ジェーン」を観る。1953年の作品。出演はドリス・ディ、ハワード・キール他。噂には聞いていたけれど、予想を超えて楽しめる西部劇ミュージカルになっていた。これは拾いもの! 物語の舞台は西部のダコタ準州デッドウッ…
濱口竜介監督「親密さ」

濱口竜介監督「親密さ」

2021年6月6日
サンクスシアターの視聴期限が迫ってきたので、今日は腰を据えて濱口竜介監督の「親密さ」を観ることにする。4時間15分の大作。落ち着いて観るには日曜日の午後をつぶすしかない。でも、それだけの価値があった充実した内容。ほとんど長さを感じさせない。 この作品は、2012年のENB…
フロリアン・ゼレール監督「ファーザー」

フロリアン・ゼレール監督「ファーザー」

2021年6月1日
今日は映画の日。緊急事態宣言は延長されたけれど、映画館の「自粛」は解除された。そもそも映画館閉鎖がおかしな事態だったから当然と言えば当然だけど、やはり映画館で映画を観ることが出来るのはうれしい。久し振りにロードショー上映を観たいと思って、アンソニー・ホプキンス主演、フロリ…
ジョン・ウー監督「男たちの挽歌」

ジョン・ウー監督「男たちの挽歌」

2021年5月28日
金曜の夜。さすがに仕事が続いて疲れたので軽いものを観たいと思い、BSシネマで録画したままだったジョン・ウー監督「男たちの挽歌」を観る。1986年の作品。製作総指揮にツイ・ハークが入り、香港ノワールを立ち上げた記念碑的作品。出演は、チョウ・ユンファ、ティ・ロン、レスリー・チ…
M・ナイト・シャラマン監督「レディ・イン・ザ・ウォーター」

M・ナイト・シャラマン監督「レディ・イン・ザ・ウォーター」

2021年5月28日
iTunesでM.ナイト. シャラマン監督の「レディ・イン・ザ・ウォーター」を観る。2006年の作品。出演は、ブライス・ダラス・ハワード、ポール・ジアマッティ、ジェフリー・ライト他。 物語の舞台はフィラデルフィアのとあるアパート。そこは、アングロ・サクソンだけでなく、ラテ…